アサギマダラとフジバカマの関係
アサギマダラ フジバカマ
日本の本州では夏~秋に、九州では秋~冬に見ることができます。
成虫の大きさは50~60mmで、翅には黒色の脈があり、白色のような水色のような透き通った青緑色の浅葱色をしています。
秋に日本から台湾などへ移動しているアサギマダラ蝶が確認されています。その移動距離は2000kmを越える時もあるそうです。
成虫はフジバカマに集まり、フジバカマの蜜に含まれている成分”ピロリジジンアルカロイド(毒)”を摂取して敵から攻撃されないようにしています。アサギマダラ蝶のフェロモンの原料になるのが、フジバカマの蜜に含まれている成分です。これがないとアサギマダラ蝶は身を守ることができません。フェロモンを作ることもできなくなるので、子を残すことができなくなってしまいます。アサギマダラ蝶に欠かせないフジバカマの蜜。これが双方の関係です。